慣らし運転とは
慣らし運転の主な目的は、船外機の各摺動部(シリンダー、ピストン、ギヤ、ベアリング等)に自然の当たりをつけるためです。また偏った摩耗を防ぐ効果もあります。慣らし運転を不十分のまま高速走行すると、ピストンとシリンダーに油膜切れを起こし、ピストンの立てキズ発生や、焼き付きが発生することがあります。 慣らし方法やその時間はメーカー、型式によって異なるので、船外機の取扱説明書を確認することをおすすめします。
2馬力2ストロークの慣らし運転
慣らし運転を怠ると、構成部品の寿命が縮むばかりでなくエンジンに損傷を与える恐れがあります。エンジン構成部品等の摺動面を均一に摺り合せるために、慣らし運転が必要です。慣らし運転を行うことにより、安定した性能が得られるとともに各部品の寿命も延びます。慣らし運転は、船外機を購入した販売業者やメーカーによって異なる場合があります。取扱説明書を確認することをおすすめします。また、定期的なメンテナンスを行い、船外機の性能を維持することも重要です。
2馬力2ストの場合
◆慣らし運転時間 5時間
◆燃料(混合比) ガソリン25:オイル1
(例) ガソリン1000ml + オイル40ml
慣らし運転のスロットル位置
①0分~10分、②10分~3時間、③3時間~5時間、④5時間以後(通常運転)
注意事項
・慣らし運転を行わないと、著しく船外機の寿命を縮めたり、故障の原因となります。
・慣らし運転(5時間)を含め10時間使用したら、ギヤオイルを交換してください。
MERCURY 2スト 2馬力 船外機
世界で唯一のマリンエンジン専門メーカーであるMERCURYの船外機。2馬力エンジンは13kgと軽量かつコンパクトなので持ち運びが楽にできます。また、シンプルな構造なのでメンテナンスも簡単です。長さ3メートル未満のボートに2馬力船外機を取り付けて操船する場合は、船舶免許無しで楽しむことができます。
マーキュリー2スト2馬力のページを見る