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船外機のエンジンオイル | 2ストローク用 4ストローク用

船外機のエンジンオイル

エンジンオイルの役割

エンジンの内部には金属部品が稼働するので摺動箇所にオイルの油膜を作り摩擦抵抗を軽減、金属パーツの摩耗を減らします。また金属の摩擦熱を抑制したり、カーボンなどの不純物をオイルがコーティングして洗い流すことで不純物の蓄積を軽減します。エンジンを稼働させるとエンジンオイルは汚れたり、だんだんと劣化していきます。オイルは使用しなくても空気に触れると酸化して傷むので、適切にオイルを管理することが重要です。

エンジンオイルの交換時期

一般的にエンジンオイル交換時期は、稼働100時間、もしくは1年間が目安です。稼働時間や交換日時をノート等に記録していれば、そのタイミングに従って交換すれば良いと思いますが、実際には窓から見て汚れたら交換するといった方が多いのではないでしょうか。どのくらいの稼働時間でエンジンオイルが汚れるかは、乗り方(高回転域まで回してるか)やキャブの仕様等で個体差がありますので、汚れを見て判断するのも1つの方法です。忘れないように同時期にオイルフィルター、ギヤオイルも交換することをおすすめします。

エンジンオイルの種類


2ストローク船外機エンジンオイル
2ストローク(2サイクル)の船外機に使用するエンジンオイルです。汎用タイプ、高出力用、レーシング用などの種類があります。



2ストローク船外機エンジンオイル(プレミアムプラス)
直噴(DFI)モデルを含むすべての2ストローク船外機に適合します。このオイルは高負荷、高出力を求められる船外機に対して、通常のオイルよりもエンジンにかかる負荷を軽減します。TC-W3規格をクリアしており、クリーンな燃焼でエンジンの性能を維持します。TC-W規格とは国際船舶製造者協会(NMMA)によって決められたアウトボート用エンジンオイルに関する規格です。W1・W2・W3のグレードに分類されており、現行ではW3が最高規格で厳しい条件をクリアしたハイスペックなオイルです。



4ストローク船外機エンジンオイル
4ストローク(4サイクル)の船外機に使用するエンジンオイルです。画像のオイルは「10W-30」と表示されているのはSAE粘度の数値です。SAE粘度とは、米国自動車協会(Society of Automotive Engineers, Inc.)が制定した粘度表記です。数字が少ないほど粘度が低く、柔らかいエンジンオイルであることを表しています。一般的には粘度が低いエンジンオイルは寒冷時にエンジン始動性が良く、燃費が良くなる傾向があります。一方で粘度が高いほど、高温時にも潤滑性能が低下しないという傾向があります。



4ストローク船外機エンジンオイル(レーシング)
ベラード及びマーキュリーレーシングエンジンに対応した部分化学合成オイル(シンセティックオイル)です。高回転・高温・高負荷などの使用環境下でもエンジンの性能を最大限に引き出し、安定した出力の確保とエンジンを保護する機能を持ったマーキュリーのレーシングオイルです。

MERCURYのエンジンオイル

世界で唯一のマリン用エンジン専門メーカーであるMERCURY(マーキュリー)。株式会社キサカが運営する通販サイト「キサカダイレクト」でMERCURYの純正オイルを取り扱っています。船外機を長く使うためにも純正オイルを使用し、定期的に交換することをオススメします。

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