
「軽い」「安い」「強い」2ストローク船外機の魅力
マーキュリーの原点ともいえる2ストローク船外機は、その軽量なボディと耐久性の高さから、ミニボートやヨット等で採用され続けています。また、メンテナンス性が高く評価されており、漁業等の商用利用でも長く愛用されています。

13kgと軽量ながら、2ストロークならではのパワフルさや耐久性を兼ね備えています。軽量かつコンパクトなので、持ち運びも楽らく。シンプルな構造はメンテナンス性にも優れています。取付けるボートが3メートル以下であれば、船舶免許無しで楽しめます。
スペック
- 最大出力 2馬力 / 1.47kw
- 冷却方式 水冷式
- 気筒数 1
- 総排気量(cc) 75
- ボア×ストローク(mm) 47×43
- 最大回転数(rpm) 4200-5300
- 点火方式 CDI
- 燃料供給方式 キャブレター
- 始動方式 手動
- シフト方式 サイドシフト
- マニュアルチルト 4段
- フューエルタンク(L) 1.4(タンク内蔵)
- プロペラ ピッチ7
-
トランサム高(mm/サイズ)
435 / Sシャフト
トランサム高さとシャフトサイズ
マウントブラケットからアンチキャビテーションプレートまでの長さが、トランサム高さとなります。
また、シャフトサイズはSサイズやLサイズがあり、船外機の種類によってその長さは異なります。MERCURY2ストローク2馬力船外機の場合、シャフトサイズはSサイズのみとなり、トランサム高さは約435mmとなっています。シャフトサイズの選び方
船外機を取付する船のトランサムの高さに適したシャフトサイズを選んで取付します。
MERCURY2ストローク2馬力船外機の場合、船底とアンチキャビテーションプレートの間が30mm~50mmの範囲内に収まるよう、高さを調節してください。この幅の詳細については船外機によって異なるため、取扱説明書をよく確認の上、取付を行ってください。
- ギア比 2.15
- ギアオイル容量(ml) 180
- 質量(kg) 13

¥100,100(税込み)
混合燃料って?
2ストローク船外機はガソリンにオイルを混ぜる!?
2ストローク船外機の燃料は、単純にガソリンを入れればOKという訳にはいきません。
エンジンの構造上、エンジンオイルを溜めておく場所が無いため、ガソリンに指定比率のエンジンオイル(2ストローク専用のもの)を混ぜた混合燃料を使用します。エンジンが稼働している時、エンジン内部ではガソリンの燃焼・爆発が起きているため、非常に高温になります。そこで、高温になった部品の冷却や潤滑のためにエンジンオイルが必要になります。
エンジンオイルを正しく混ぜずに使用されると、エンジン内部の焼き付きを起こし、故障や重大な事故に繋がります。
また、MERCURY船外機は全て水冷式となっているため、エンジン始動の際は、必ずアンチキャビテーションプレートが水に浸かっていることを確認してから行ってください。
混合燃料の割合(2HP)
混合燃料は、自動車用のレギュラーガソリンと純正の2サイクル船外機用オイルを使用します。混合の割合は下表の通りです。
- ならし運転中
-
ガソリン25
-
オイル1
-
混合燃料(25:1)
- ならし運転後
-
ガソリン50
-
オイル1
-
混合燃料(50:1)
混合燃料を1L(1000mL)作る場合に必要なオイル量
- ならし運転中:1000 ÷ 25 =
-
オイル40ml
- ならし運転後:1000 ÷ 50 =
-
オイル20ml
混合燃料の作り方
用意するもの
- ・自動車用レギュラーガソリン
- ・MERCURY純正2ストローク船外機用オイル
- ・混合用の容器
あると便利なもの
- ・ステンレスの携行缶(サビ防止)
- ・給油用ポンプ
- ・オイル計測用ボトル
- ・オイル注入用ノズル
-
1.使用するガソリンの量を決めます。※その日に使用する量だけを作成します
-
2.ガソリン量に対して、混合するオイル量を計測します。
-
3.混合燃料用の容器へガソリンとオイルを入れ、混ぜ合わせます。
メモリ付きの混合用容器があれば、ガソリン量やオイル量を計測する際に便利です。
余った混合燃料は、混合容器のまま保管せず、金属製の保管に適した容器に入れ、涼しい場所で保管しましょう。
注意事項
- ・ガソリンの取扱いには充分にご注意ください。
- ・ガソリンは-40℃でも気化します。また、気化したガソリンは引火爆発の危険があります。
- ・ガソリンのある付近では火気厳禁です。
- ・混合燃料の作成は、風通しの良い場所で行ってください。
- ・ガソリンやオイルをこぼさないようにしてください。
- ・燃料へゴミや水が入らないようにしてください。
- ・ガソリンは常に新しいものを使用してください。
- ・オイルはMERCURY2サイクル用の純正品を使用してください。
ならし運転について
船外機を初めて使用する際は、ならし運転が必要です。
ならし運転を行うことで、船外機の寿命を伸ばし、より良い状態で使用することが出来ます。
ならし運転時間:5時間
ご注意
- ・ならし運転中の燃料は、上記の通りガソリンとオイルの混合比を25:1でご使用ください。
- ・ならし運転の5時間を含め、計10時間使用したら、ギヤオイルを交換してください。
- ・ならし運転中はフルスロットルにしないでください。
- ・ならし運転を行わないと、船外機の寿命が著しく縮まったり、故障の原因となります。
- ・詳しくは取扱説明書P.11~12をご確認ください。
走行時間について
2ストローク2馬力のフューエルタンク容量は約1.4Lです。満タンに入れた場合、およそ30分~40分程度運転可能です。
風や潮の流れの影響により、運転時間が短くなることもあります。ご使用の際は、余裕を持った航路設定や、予備燃料を用意し、不測の事態に備えてください。
ご注意
- ・本製品は水冷式です。水のないところではエンジンを始動しないでください。
- ・始動時は2~3分の暖機運転を必ず行ってください。
※暖機運転をせずに使用すると、エンジンの寿命がとても短くなります。 - ・詳しくは取扱説明書P.16をご確認ください。
メンテンナンスについて
船外機を安全に長くご使用して頂くには、日々のメンテナンスが重要になります。
基本的なメンテナンス項目は下記の通りです。必要に応じて販売店にご相談し、点検を行ってください。
使用前後の点検
点検項目 | 点検箇所 | 不具合処置 |
燃料系統 | ○燃料タンク内に燃料が充分にあるかどうか | 補給を行う |
冷却水系統 | ○エンジン始動後、検水口から冷却水が出ているか | エンジンを停止して販売店へ |
電気系統 | ○スパークプラグの電極の汚損、消耗 | 清掃または交換 |
○ストップスイッチの作動、ロックプレートの有無 | 交換または追加 | |
スターターロープ | ○損傷していないかどうか | 交換 |
プロペラ | ○プロペラの曲がり、損傷の有無 | 交換 |
船外機の取付状態 | ○スラストロッドは適切な位置にあるか | 適切な位置へ調整 |
○クランプスクリューは充分に締め付けされているか | 充分に締め付ける | |
法定備品 | ○不足品はないか | 不足品の補充 |
定期メンテナンス
区分 | 点検部品 | 点検時間 | 点検事項 | |||
10時間 又は1ヶ月 |
50時間 又は3ヶ月 |
100時間 又は6ヶ月 |
1年毎 | |||
燃料系統 | キャブレター | ○ | ○ | ○ | 交換または点検(補充) | |
フューエルフィルター | ○ | ○ | ○ | 点検、掃除 | ||
フューエルホース | ○ | ○ | ○ | パイプの損傷 パイプ接続部のもれ |
||
フューエルタンク | ○ | ○ | ○ | 掃除 | ||
ロワー系統 | シャーピン・スプリットピン | ○ | ○ | ○ | ○ | 曲がり、損傷 |
ギヤオイル | ○交換 | ○ | ○ | ○ | オイル交換又は点検(補充) | |
アノード | ○ | ○ | ○ | 消耗の有無 | ||
ウォーターポンプ | ○ | インペラー交換 | ||||
ボルト、ナット | ○ | ○ | ○ | ○ | 増締め | |
摺動部、回転部 | ○ | ○ | ○ | グリス塗布 |
- ・点検時間については、一般的なレジャー用途使用での目安になります。
- ・業務利用等の高頻度使用の場合は、上記の点検時間よりも短い間隔で点検を行ってください
- ・使用時間300時間において、オーバーホール(専門業者による分解点検)されることをお勧めします。
キサカダイレクトで取り扱いのあるメンテンナンス関連パーツ
エンジン部品など、掲載の無いパーツにつきましては弊社契約販売店様を通じてご購入ください。
※フラッシングキット(水洗キット)/16841Q02を使用する際は、ウォータードレンスクリューのガスケット(27-95220×1枚)の交換も必ず必要になります。
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フラッシングキット(水洗キット) / 16841Q02
船外機の毎使用後は冷却系統の塩分・泥を真水で洗浄する必要があります。本製品を取付すれば、水道ホースを繋いで洗浄できます。
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ギアオイルドレンガスケット / 27-95220
ギアオイル交換の際はドレンスクリューのガスケット(2箇所)の交換が必要です。また、フラッシングキットを使用する際も、このガスケット(1箇所)の交換が必要になります。
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スパークプラグ / 33-8M0114743
対応スパークプラグです。(BP6HS-10)
※旧品番:33-12127 -
アノード / 97-823913Q
ギアケース上部に取付されており、船外機本体を腐蝕(電蝕)から守ります。半分程度の大きさになったら交換します。
-
グリス / 2-4-Cグリス
MERCURY純正多目的グリスです。耐摩耗、耐水性に優れています。
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純正プロペラ / 48-815083A02
標準装備されているプロペラです。ピッチ:7インチ、ダイヤ:7-3/8インチ。
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交換用ランヤードコード / 823054
MERCURY純正のランヤードコードです。交換用や予備として。
琵琶湖ルールとは?
琵琶湖では本船外機は使用出来ません

琵琶湖におけるレジャー活動による環境への負荷の低減を図るため、平成14年10月に「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例(琵琶湖ルール)」が制定され、レジャー利用の適正化の取組が進められています。
琵琶湖ルールにおいては、2ストローク船外機の排気ガスに含まれるガソリンやエンジンオイルによる水質の影響を低減するため、プレジャーボートに対して「従来型2サイクルエンジンの使用禁止」が定めらています。したがってMERCURY2ストロークの船外機のうち、燃料供給方式がキャブレター、もしくは電子制御燃料噴射のものは琵琶湖での使用が出来ません。
※漁船や遊漁船などを除きます。
※OptiMaxモデルは燃料を燃焼室に直接噴射する方式のため、琵琶湖でも使用可能です。
関連リンク

安心のメーカー保証
お客様に安心してご使用頂くため、当店でご購入頂いたMERCURY船外機には、お届け日より1年間のメーカー保証がございます。
保証内容については保証書の内容に基づきます。保証および修理についてのお問い合わせは下記よりお願い致します。
修理の際は、ご使用頂いております船外機のシリアル番号が必要になります。
シリアル番号の確認方法
MERCURYエンジン関連のお問い合せは、モデル名及びシリアル番号をお伝え頂くと非常スムーズです。下記の方法で予めご確認ください。
※シリアル番号が分からない場合、年式等の詳細情報の特定が困難になります。
MERCURYのシリアル番号は8桁
『●○●●●●●●』8桁の数字+アルファベットの組み合わせ
↑○部分(2桁目)のみアルファベットで、残りの桁は数字になります。
2桁目がGの場合、数字の6の様に見えるケースがございますので、ご注意ください。
シリアル番号の位置

注意・禁止事項
MERCURY船外機を長く、安心してお使い頂くために、次の9項目をご確認ください。
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1. 取扱説明書の熟読
船外機の機能を充分に発揮すると共に、正しく安全に運転を行って頂くための、取扱方法とメンテナンス方法が記載されています。ご使用前には、取扱説明書を必ずお読みください。
取扱説明書を紛失された方は、こちらからダウンロード出来ます。 -
2. 水冷式であること
本製品は水冷式エンジンです。エンジンをかける場合や航行中は、アンチキャビテーションプレートが完全に水に入っていないと、エンジンの冷却水を吸い上げられず、ウォーターポンプの故障や、エンジン焼付きなどの原因になります。
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3. ならし運転、暖気運転
初めて使用する際は、5時間のならし運転を必ず行ってください。
毎回の使用前には暖気運転を必ず行ってください。これらを怠ると、エンジンの寿命が著しく短くなります。 -
4. オイルは純正品を
各メーカーより、船外機用オイルが販売されていますが、MERCURY船外機にはMERCURY純正のオイルをご使用ください。
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5. 海水や泥水での使用後
海水や泥水でエンジンを使用した後は、外装部や冷却水経路のメンテナンスを必ず行ってください。付着した塩や泥が不具合や故障の原因となります。冷却水経路の洗浄は、水を張ったポリバケツ等に船外機を入れ、エンジンを3分間ほど運転し、冷却水を循環させて洗浄してください。もしくは、コチラのフラッシングキットをご使用ください。
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6. 運搬する際の向きに注意
船外機を横置きにして運搬する場合は、必ずプロペラ側を下にしてください。エンジン部がプロペラより低くなるとシリンダー側へ水が流れ込む恐れがあります。また、事前にフューエルタンクのエアベントとコックをしっかりと締め、キャブレター内の燃料を抜いてください。
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7. 燃料の状態
混合燃料を作成する際、長期間保管していたガソリンは使用しないでください。鉄製の携行缶では、燃料へ錆が混入する場合があります。なるべく錆が混入しにくい携行缶を使用してください。
当然ですが、ガソリンを扱う際は火気厳禁です。 -
8. 給油の際の異物混入
給油の際はエンジンを停止させてください。また、水やゴミが入らないようご注意ください。給油後はタンクキャップの締め忘れにご注意ください。
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9. エンジンが水没した場合
エンジンが水没してしまった場合、完全な分解整備が必要です。取扱説明書に記載の応急処置を行った後、直ちに販売店へと整備依頼を行ってください。
各種ダウンロード
船外機の取説説明書(PDF)がダウンロード出来ます。
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キサカダイレクトにて本船外機をご購入頂いたお客様に、2ストローク船外機用プレミアムオイル473mlボトル1本と、
「MERCURY」×「KISAKA」の限定Tシャツ1枚を合わせてプレゼント致します!
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2ストローク船外機用プレミアムオイルオイル&限定Tシャツプレゼントキャンペーン中!
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2ストローク プレミアムオイル 473ml(92-858020K01)
キサカダイレクトにて本船外機をご購入頂いたお客様に、2ストローク船外機用プレミアムオイル473mlボトルを、もれなく1本プレゼント!
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「MERCURY × KISAKA × MUTA」コラボ限定T-シャツ
限定Tシャツを1枚プレゼント中!XL、L、M、Sサイズの中からご希望のサイズを備考欄にご入力の上ご注文ください!(※Tシャツのデザインやプレゼントグッズは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。)
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ご注意点
※船外機本体のみをご購入頂きましたら、別途オイルをお付けし発送させて頂きます。(オイルを買い物かごへ入れて頂く必要はございません)
※プレゼントTシャツにつきましては、ご注文の際にご希望のサイズ(S/M/L/XL)を「備考欄」にご入力いただけましたら、ご希望のサイズのTシャツを1枚お付け致します。
※キサカ契約販売店様は上記キャンペーン対象外とさせて頂きます。
※Tシャツのデザインやプレゼントグッズは予告なく変更となる場合がございます。
※上記キャンペーンは予告なく終了する場合がございます。
